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121210

2012/12/10 8:08 に 高井英克 が投稿

行く年の献立


12月はおせちをテーマに教室です。

行く年来る年と題したおせち。
おせちは本来季節の変わり目にいただく節句料理であり、供物料理でしたが
今は三ヶ日ににいただく、縁起物のめでたい料理。
そのため、だいたいのお店は30日に仕上げて、31日に引き渡し元旦を迎えていただくように5日間は保つように味を整えていきます。

料理はしみ込んだ味や寝かした味わいも美味しいですが、出来たての旨さもあります。
おせちも祝うにあたり、今年の福を願い、いただくのはもちろんですが、昨年の年にも感謝が必要です。
料理は日々物流と情報で進化もし、合わせるお酒も今はたくさんの選択肢があります。

そんなことから考えたおせちが行く年来る年。

2段重が支流の現在、一の重は来る年と題し、元旦を迎えるにあたっていただく伝統のおせち料理。
(やはり、料理は進化していますが、伝統料理を大切にしなければなりません。)
もちろん合わせるお酒は日本酒です。

2の重は31日今年に感謝の気持ちと、次につなげる
意を込めた、ワインやシャンパンと共にいただく、様々な文化や、交流を交えた現在のおせち。もちろん31日にいただきますのでフレッシュな食材も組み入れます。
(昔は大晦日に食べられた時もあったのですよ。)


あくまでも料理教室ですので12月は忘年会や人との集まり、クリスマスも控えていますのでそちらでも使え、喜ばれそうな献立に致しました。

毎年恒例 球状お重に行く年は盛りつけます。

高井流の物語がたっぷりと詰まったコンセプト。
ブログでは肝心な物語が伝えきれないのですが、こんな感じにまとまりました。

明日はいよいよ最終日。
頑張ります。



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